夏の養生編

陽気旺盛。猛暑。夏の主な特徴は

毛穴が開き汗をかきやすい→身体の水分を多量に消費し息切れ、イライラ、情緒の不安定などの不調が起きやすくなります。伴い、気も一気に消耗され血液の流れに影響し動悸、脱力、不眠の症状へとつながっていきます。

薬膳学で夏は「火」に属します。心(主に心臓)に影響を与え心の保養に心がけます。また、苦味が夏の主味になり、苦味の食材は熱を冷まし、暑さを外に出す効果があります。熱を取り除く食材は以下のようなものです。

◻︎セロリ、ゴーヤ、白菜、レタス、バナナ、きゅうり、緑茶 など。生薬としては、金銀花、菊花、どくだみ、たんぽぽ根、薄荷、ハスの葉など。

また、体内に潤い(水分)を生じさせ、のどの渇きを抑える食材として

◻︎トマト、豆腐、メロン、すいか、きゅうり、冬瓜、はと麦 

などが挙げられます。これらの食材を適度に摂ります。過度に食べてしまうと冷えの症状を生んでしまいますので(特にエアコンの効いた室内等でお仕事されている方は夏冷えの症状になりやすいです)加減してください。

合わせて、酸味と鹹味(自然な塩味)を積極的に摂ることをおすすめします。酸味は収斂(しゅうれん)といって止汗の作用があり、鹹味(かんみ)は気を保養する働きがあります。

◻︎酸味:あんず、さんざし、うめ、ざくろ、レモン など

◻︎鹹味:昆布、海苔、えび、貝類、自然塩 など

心の気が立って不眠の症状がある場合は、卵や牛乳を使い安静に導きます。

また、夏は菌が繁殖しやすく腐敗のリスクが高まるので食中毒に十分注意してください。

暑い夏を乗りきるため、日々の食事に薬膳の知恵を取り入れご自愛いただきたいと思います。